あらかじめ決めていた損切りの水準に、週の中であと1円というところまで接近した銘柄がありました。割れたら即座に売るはずの場面で、条件を決め直して保有を続ける判断をしました。
今週のマーケット振り返り
日経平均は前週末比 +596.95円(+0.95%)の63,290.11円、TOPIXは -0.74pt(-0.02%)の3,965.07 で週を終えました。指数はほぼ前週と変わらない水準に落ち着きましたが、内側では半導体関連株が主役になる日と売られる日が交互に来る、振れの大きい1週間でした。
- 月(10/26): 前週末の米国株安の流れを引き継ぎ、半導体関連株が売られて日経平均は3日続落(-0.80%)となりました。ただし値上がり銘柄は52.6%と指数より中身は強く、資源・商社株には買いが入りました。
- 火(10/27): 半導体関連株に資金が戻り、日経平均は4日ぶりに反発(+1.73%)しました。一方で値下がり銘柄は51.4%で、こちらは指数だけが半導体で上げた1日でした。
- 水(10/28): 日経平均は続伸(+1.08%)しましたが、値下がり銘柄は70.6%にのぼり、週のうちでもっとも指数と中身の差が大きい日になりました。海外のメモリー大手の好決算を受けてメモリー関連株が急伸した一方、保険・食品・石油など幅広い業種は売られました。
- 木(10/29): 米国の金融政策会合が政策金利の据え置きを決定したことを受けて米国株が上昇し、日経平均は3日続伸(+1.10%)。値上がり・値下がりはほぼ半々で、水曜までの指数と中身の乖離はいったん縮まりました。国内では決算を受けて大手電機メーカーが大きく下落する場面もありました。
- 金(10/30): 米国の主要IT企業の決算を受けたAI・半導体株安が響き、日経平均は4営業日ぶりに反落(-2.12%)。半導体関連の数銘柄だけで指数を1,000円超押し下げる形になりました。国内では日本銀行が金融政策の据え置きを決定しましたが、保有していたETFの売却ペースを引き上げる方針も示しています。
私のポートフォリオ
| 銘柄(証券コード) | 損益率 | 前週比 |
|---|---|---|
| 日清紡HD(3105) | +104.00% | +0.27pt |
| 三菱重工業(7011) | -9.30% | -5.34pt |
| ひろぎんHD(7337) | +47.71% | +5.99pt |
| 中央自動車工業(8117) | -2.67% | +3.10pt |
| 三菱UFJ FG(8306) | +9.27% | +0.92pt |
| NTT(9432) | +13.94% | -0.98pt |
| 扶桑化学工業(4368) | -13.76% | +0.87pt |
| カーブスHD(7085) | +9.93% | +2.17pt |
| アズワン(7476) | +1.22% | -1.49pt |
| ENEOS HD(5020) | -1.28% | 新規購入 |
今週のポートフォリオ全体:合計損益率 +11.69%(前週比 -1.14pt)
※保有株数・取得単価・評価額(円)は非公開
保有銘柄の値動き(直近4ヶ月・日足)
日清紡HD(3105)|損益率 +104.00%/前週比 +0.27pt

週を通じて小幅な動きにとどまり、含み益の水準はほぼ前週のまま維持しました。
三菱重工業(7011)|損益率 -9.30%/前週比 -5.34pt

米国の同業企業の好決算が伝わった木曜も、国内の機械・重工セクター全体の弱い地合いに沈み、終値であらかじめ決めていた損切りの水準にわずか1円まで接近しました。即座に売る判断ではなく、新しい撤退条件を具体的に決めた上で保有を続けています。
ひろぎんHD(7337)|損益率 +47.71%/前週比 +5.99pt

銀行株に資金が向かった週で、含み益を大きく伸ばしました。
中央自動車工業(8117)|損益率 -2.67%/前週比 +3.10pt

週末にかけて指数の銘柄入れ替えに絡んだ出来高の増加がありました。あらかじめ出していた利益確定の指値注文は期限までに約定せず失効し、保有継続の理由を次の決算に切り替えています。
三菱UFJ FG(8306)|損益率 +9.27%/前週比 +0.92pt

銀行株高の流れに乗り、含み益を伸ばしました。週明けには買い増しの注文が約定しています。
NTT(9432)|損益率 +13.94%/前週比 -0.98pt

配当目的の保有で、値動きは限定的な1週間でした。
扶桑化学工業(4368)|損益率 -13.76%/前週比 +0.87pt

金曜に発表した決算は通期の業績予想を上方修正する内容でしたが、含み損の水準自体はまだ大きく残っています。あらかじめ決めていた撤退の判定は来週に持ち越しました。
カーブスHD(7085)|損益率 +9.93%/前週比 +2.17pt

週を通じて緩やかな値動きで、含み益をやや伸ばしました。
アズワン(7476)|損益率 +1.22%/前週比 -1.49pt

金曜の決算では通期の業績予想の上方修正と増配を発表しましたが、週前半の下落もあり含み益の水準はやや縮小しました。
ENEOS HD(5020)|損益率 -1.28%/新規購入

時間を分けて買う計画の1回目として、週の初めに新規購入しました。週末までの値動きはわずかな含み損の範囲にとどまっています。
今週の売買記録
- 買い:三菱UFJ FG(8306)は月曜の寄り付きで、あらかじめ出していた期限付きの指値注文が約定し、買い増しをしました。ENEOS HD(5020)は、時間を分けて買う計画の1回目として月曜に新規購入しました。
- 売り:イオレ(2334)を火曜の寄り付きで売却しました。あらかじめ決めていた撤退の水準を月曜の終値で下回ったため、ルールどおり速やかに手放しています。確定益はわずかでしたが、NISA口座のため非課税です。
気になっている銘柄
- 野村総合研究所(4307):システム受託開発の会社で、AIの普及によって業績が悪化するのではないかという懸念から売られやすい銘柄として記録していました。今週発表した中間決算では通期の業績予想を上方修正し、増配も発表しています。従来気になっていた1つの事業部門の減益は中間期累計でもまだ続いていますが、別の事業部門にはわずかに改善の兆しが見られました。次は、来年初めに予定されている四半期決算で、改善が続くかを確認したいと思っています。
- イオレ(2334):今週まで保有していましたが、あらかじめ決めていた撤退の水準を月曜の終値で下回ったため、火曜の寄り付きで売却し、気になる銘柄として記録し直しました。暗号資産のレンディング事業を軸にした新しい事業構想を持つ銘柄で、その構想の進み具合が計画より遅れていることを理由に様子見としています。次は、11月中旬に予定している決算で、レンディング事業の預かり資産が増えているかを確認したいと思っています。
今週の振り返り
今週は、あらかじめ決めていた損切りの水準に三菱重工業が終値であと1円まで接近する場面がありました。即座に売らず、新しい撤退条件を具体的に決め直した上で保有を続ける判断をしましたが、これは判断を先延ばしにしたのではなく、条件を明文化し直した結果だと考えています。半導体関連株の動きに振られて国内の機械セクター全体が弱かったことが背景にあるかもしれませんが、断定はできません。
一方、中央自動車工業で出していた利益確定の指値注文は、期限までに約定しないまま失効しました。値動きそのものの読みが正しかったかとは別に、注文の出し方(期限や水準の設計)が機会を活かせなかった面があり、ここは仮説の当たり外れとは分けて反省したい点です。
金曜に半導体関連株が大きく崩れたことで保有銘柄全体にも影響が及びましたが、同じ週に発表した2銘柄の決算(扶桑化学工業・アズワン)はいずれも通期の上方修正という好材料でした。材料と値動きがねじれる1週間だったように感じています。
来週の注目点
- 経済イベント:NTTが11/4に、三菱重工業が11/6に決算を予定しています。三菱重工業はあらかじめ決めた新しい撤退条件の経過を毎日確認する必要があります。
- 注目銘柄・材料:扶桑化学工業はあらかじめ決めていた撤退条件(11/2の終値で一定の水準を回復しているか)の判定を迎えます。半導体関連株の戻りが続くか、金曜の下落が一時的なものかも引き続き注目しています。
※本記事は投資の勧誘ではありません。

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