あらかじめ「割ったら売る」と決めていた銘柄は、その通りに売れました。ほぼ同じ週に、長く待っていた「株価指数への採用が決まれば買われる」という仮説は、発表翌日の下落という形で外れています。ルールを守れたことと、ルールの前提が当たっていたことは、別の話だと思っています。
今週のマーケット振り返り
日経平均は前週末比 +721.46円(+1.06%)の69,030.92円、TOPIXは +13.81pt(+0.34%)の4,104.81 で週を終えました。週の前半と後半で値動きの方向がほぼ入れ替わった週です。
- 月(10/5): 米9月雇用統計が予想を大きく下回り、米国の10月追加利上げ観測が後退したことを受けて、半導体の値がさ株を中心に大幅反発(+2.40%)しました。
- 火(10/6): 続伸し、終値で7万円台を回復しました(7月1日以来、約3ヶ月ぶり)。米国株の続伸や早期利上げ警戒の後退が支えになったのかもしれません。
- 水(10/7): つ3ヶ月ぶりの7万円台達成感からの利益確定売りで反落したとみられます。値下がり銘柄数が全体の6割を超え、半導体・銀行株が下げを主導しました。
- 木(10/8): 原油高によるインフレ懸念や米国の長期金利上昇への警戒、直近の急騰に対する利益確定売りが重なった可能性があり、続落して7万円を割りました。値下がり銘柄数が全体の8割近くに達する全面安の1日でした。
- 金(10/9): 前日の米ハイテク株安を受けてAI・半導体関連に売りが先行したものの、後場にかけて戻し、小幅安で週を終えました。3連休を控えて積極的な売買が手控えられた可能性もあるかもしれません。
私のポートフォリオ
| 銘柄(証券コード) | 損益率 | 前週比 |
|---|---|---|
| イオレ(2334) | +23.34% | +3.78pt |
| 日清紡HD(3105) | +142.23% | -3.09pt |
| 三菱重工業(7011) | -2.50% | -3.83pt |
| ひろぎんHD(7337) | +55.19% | -4.75pt |
| 中央自動車工業(8117) | -6.57% | -4.04pt |
| 三菱UFJ FG(8306) | +13.84% | -2.70pt |
| NTT(9432) | +13.68% | +1.98pt |
| 扶桑化学工業(4368) | +4.18% | +4.18pt |
| ミネベアミツミ(6479) | -4.53% | -4.84pt |
今週のポートフォリオ全体:合計損益率 +20.68%(前週比 +1.00pt)
※保有株数・取得単価・評価額(円)は非公開
保有銘柄の値動き(直近4ヶ月・日足)
イオレ(2334)|損益率 +23.34%/前週比 +3.78pt

週前半は6営業日続伸と堅調でした。週半ばには主要株主の一人の持株比率が下がり新たな大株主が浮かび上がったことや、臨時株主総会の開催が発表される場面もありましたが、議案はまだ公表されていません。開示の翌日もむしろ株価は切り返しています。
日清紡HD(3105)|損益率 +142.23%/前週比 -3.09pt

週前半は9営業日続伸という非常に強い動きが続きましたが、週後半は地合いの悪化とともに値を消し、週を通じてはやや含み益を縮小しました。長らく注文を入れずに運用していた利益確定ラインを、週の半ばに見直して引き上げています。
三菱重工業(7011)|損益率 -2.50%/前週比 -3.83pt

防衛関連への関心が続く場面もありましたが、週後半は地合いの悪化とともに下落し、保有して以来初めて小幅な含み損に転じました。中東情勢を巡る報道は一進一退で、来週以降の値動きに影響するかもしれません。
ひろぎんHD(7337)|損益率 +55.19%/前週比 -4.75pt

長期金利の上昇が続く場面でも、週半ばには金利の動きとは逆方向に銀行株全体が大きく下落する日があり、週を通じては前週から上げ幅を縮小しました。
中央自動車工業(8117)|損益率 -6.57%/前週比 -4.04pt

週半ばに、かねて期待していた株価指数への新規採用が正式に決まりましたが、発表翌日は高く始まった後に売られる展開となり、保有して以来の含み損が拡大しました。採用決定を受けて、一定の水準まで戻した場合の利益確定の注文を新たに入れています。
三菱UFJ FG(8306)|損益率 +13.84%/前週比 -2.70pt

長期金利は週を通じて上下しましたが、金利上昇が銀行株の追い風として働かない日が目立ち、週を通じては前週から上げ幅を縮小しました。
NTT(9432)|損益率 +13.68%/前週比 +1.98pt

配当目的の保有で値動きは限定的でしたが、週を通じてはわずかに含み益を広げました。
扶桑化学工業(4368)|損益率 +4.18%/前週比 +4.18pt

前週末に新規で取得した銘柄です。週半ばの地合い悪化局面でも比較的底堅く、週を通じて含み益を積み上げました。
ミネベアミツミ(6479)|損益率 -4.53%/前週比 -4.84pt

同じく前週末に新規で取得した銘柄です。週後半にかけて半導体関連株への利益確定売りが重なり、週を通じて含み損に転じました。
今週の売買記録
- 買い:なし
- 売り:東京計器(7721)を10/9に売却しました。10/8の終値があらかじめ設定していた損切ラインに達したため、「割ったらその夜のうちに翌営業日の寄り付きの売り注文を予約する」という決めていた手順どおりに実行したものです。売却価格は取得単価とほぼ同水準で、確定損はごくわずかでした。
気になっている銘柄
- 関東電化工業(4047): ある事業セグメントの構成比を確認したいと以前から記録していた銘柄です。今週、該当のセグメントが売上の8割以上を占める主力事業であること、直近の四半期は増収増益で大きく伸びていることが確認できました。株価の下落は、業績の悪化では説明がつかない形です。次は、四半期の決算資料でさらに細かい内訳を確認したいと思っています。
- 住友不動産(8830): 株価の下げ止まりを確認したいと以前から記録している銘柄です。今週、1ヶ月ぶりの安値を更新し、下げ止まりはまだ確認できていません。長期金利の高止まりが背景にあるかもしれません。次は、週の安値が2週連続で前の週を上回るかを確認したいと思っています。
- ワッツ(2735): 本決算の発表を待っていた銘柄です。今週、発表予定だった日を迎えましたが、夕方の時点では公表されておらず、確認は次の営業日に持ち越しとなりました。発表後は、通期の営業利益・来期の計画・配当の3点を確認したいと思っています。
今週の振り返り
今週は、東京計器の損切ラインに実際に抵触する場面がありました。あらかじめ「取得単価を割ったら翌営業日の寄り付きで売る」と決めていた手順をそのまま実行し、結果として確定損はごくわずかで済みました。仮説が当たっていたかどうかとは別に、事前に決めたルールを機械的に実行できたこと自体は評価したいと思っています。
一方で、木曜は防衛・銀行・電子部品など下げの大きかった業種に保有が集中し、1日で評価額が大きく下落しました。半導体の製造装置を1つも持っていない構成は、指数が大きく上げる日にも下げる日にも、同じ理由で指数に負けやすい形を生みます。これは今回の損切りとは別の論点で、ポートフォリオ全体の業種の重なりをどう考えるかという課題として残っています。
中央自動車工業は、長く待っていた株価指数への採用が決まったにもかかわらず、発表翌日は売られる展開になりました。「採用が決まれば資金が入る」という仮説自体が外れたのか、期待で買われていた分が発表を機に売られたタイミングの問題だったのかは、まだ判断できていません。
来週の注目点
- 経済イベント:10/12(月)は祝日で休場です。10/13(火)には中央自動車工業の自己株式取得が始まる予定で、週の後半には信用残(10/9申込分)の更新も予定されています
- 注目銘柄・材料:中央自動車工業は株価指数への新規採用後の値動きに注目しています。三菱重工業も損切ラインまでの余裕が小さくなっており、どちらも達した場合はあらかじめ決めた手順に沿って対応する予定です
※本記事は投資の勧誘ではありません。

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