今サイクルで4回続いた「金利が上がっても銀行株は反応しない」という現象が、5回目にはならず、金曜に素直な反応へ戻りました。
今週のマーケット振り返り
今週は月〜水が祝日で3連休となり、実質的な取引日は木・金の2営業日のみでした。日経平均は前週末比 +1,345.25円(+2.07%)の66,364.20円、TOPIXは +37.45pt(+0.92%)の4,128.59 で週を終えました。
- 木(9/24): 5連休明けで東京市場が再開し、日経平均は+0.76%で4営業日続伸しました。ただしTOPIXは-0.39%で逆行安となり、値下がり銘柄数が値上がりを上回る「指数は上がったが中身は伴わない」1日でした。同じ日に長期金利が約30年ぶりの高水準を更新しましたが、銀行株はそろって下落し、金利上昇が銀行株の追い風にならない状態が今サイクルで4回目観測されました。同日はワシントンで米中首脳会談も行われています。
- 金(9/25): 日経平均は+1.30%で5営業日続伸、TOPIXも+1.31%と同方向に動き、値上がり銘柄数が値下がりの約3倍という全面高になりました。33業種のうち銀行業が値上がり率1位となり、前日まで4回続いていた「金利上昇が銀行株に効かない」現象が途切れました。中間配当の権利取りが全面高の一因として挙げられているようですが、断定はできません。
私のポートフォリオ
| 銘柄(証券コード) | 損益率 | 前週比 |
|---|---|---|
| イオレ(2334) | +20.61% | -2.94pt |
| 日清紡HD(3105) | +132.64% | +11.23pt |
| 三菱重工業(7011) | +3.56% | +0.48pt |
| ひろぎんHD(7337) | +66.41% | +4.68pt |
| 東京計器(7721) | +10.66% | +2.63pt |
| 中央自動車工業(8117) | +3.00% | +0.33pt |
| 三菱UFJ FG(8306) | +22.13% | +3.09pt |
| NTT(9432) | +15.78% | -0.79pt |
今週のポートフォリオ全体:合計損益率 +27.14%(前週比 +2.34pt)
※保有株数・取得単価・評価額(円)は非公開
保有銘柄の値動き(直近4ヶ月・日足)
イオレ(2334)|損益率 +20.61%/前週比 -2.94pt

業績に直結するような開示はなく、他の保有銘柄ほど週後半の上昇に乗り切れませんでした。
日清紡HD(3105)|損益率 +132.64%/前週比 +11.23pt

新規の適時開示がない中で木曜に大きく買われ、含み益は130%を超える水準まで拡大しました。値がさ株や特定セクターへの資金シフトが背景にあるのかもしれません。
三菱重工業(7011)|損益率 +3.56%/前週比 +0.48pt

防衛関連への物色が続く中で木曜に買われましたが、週全体では小幅な上昇にとどまりました。中東情勢の進展が報じられており、来週にかけて材料視されるかもしれません。
ひろぎんHD(7337)|損益率 +66.41%/前週比 +4.68pt

木曜まで金利上昇が銀行株の追い風にならない展開が続いていましたが、金曜は33業種で銀行業が1位となり、大きく買われました。
東京計器(7721)|損益率 +10.66%/前週比 +2.63pt

金曜の全面高の中で大きく買われました。保有比率が防衛関連銘柄に偏っている点は意識しておきたいところです。
中央自動車工業(8117)|損益率 +3.00%/前週比 +0.33pt

特段の材料はなく、値動きは限定的な1週間でした。
三菱UFJ FG(8306)|損益率 +22.13%/前週比 +3.09pt

金曜の銀行株全面高の流れに乗り、含み益が拡大しました。
NTT(9432)|損益率 +15.78%/前週比 -0.79pt

配当目的の保有で値動きは限定的ですが、今週はわずかに含み益が縮小しました。
今週の売買記録
- 買い:なし
- 売り:なし
気になっている銘柄
- FFRIセキュリティ(3692): 投資系動画で紹介されていたのがきっかけで、今週新たに記録に加えました。「攻撃側は1点を突けばよく、防御側はすべてを守らなければならない」という非対称性から、サイバーセキュリティ関連への支出は構造的に終わらないという着眼点には納得しています。しかし、知った時には直近1〜2ヶ月ですでに大きく買われた後の水準にありました。次は、出来高が落ち着いてくるかを10月下旬をめどに確認したいと思っています。
- マミーマートHD(9823): 飲食料品の消費税を時限的に引き下げる政府方針の具体化が進んだことが、今週レビューを進めたきっかけです。方針は閣議で決定されたものの法案はまだ国会に提出されておらず、成立するかは10月以降の審議次第だと考えています。次は、11月中旬の本決算で第4四半期の業績や価格戦略についての説明があるかを確認したいと思っています。
今週の振り返り
今週は月〜水が祝日で、実質的な取引は木・金の2営業日だけという情報量の少ない週でした。木曜は指数が上がっても値下がり銘柄の方が多いという中身の伴わない上昇でしたが、金曜には一転して全面高となり、金利が上がっても銀行株が反応しない状態が今サイクルで4回続いた後、初めて素直な反応に戻りました。長期金利がこの週もサイクル最高値を更新したことを踏まえると、「利下げが囁かれ始めるまでは下げたら買う」という銀行株の方針自体を崩す材料は出ていないと考えています。一方で、防衛関連2銘柄が保有全体の4割近くを占める状態になっているのは、狙って組んだ配分ではなく値動きの結果です。個々の判断が正しかったかどうかとは別に、比率としては意識しておく必要があると考えています。
来週の注目点
- 経済イベント:投資部門別売買動向(9月第3週分)の公表が来週前半に見込まれています。月末には中間配当の権利付最終売買日も控えています
- 注目銘柄・材料:防衛関連2銘柄(三菱重工業・東京計器)は、週末に報じられた中東情勢の進展の思惑が来週の値動きに影響するかもしれません。為替が円高方向に振れる場面もあり、輸出関連への影響も確認していきたいと思っています
※本記事は投資の勧誘ではありません。

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