あらかじめ決めていた損切りの水準を、週の中で2銘柄が実際に下回りました。1つは即座に売り、もう1つは条件を付けて保有を続けることにしました。同じ「水準を割る」という出来事でも、対応はひとつではありません。
今週のマーケット振り返り
日経平均は前週末比 -2,631.13円(-4.03%)の62,693.16円、TOPIXは -100.19pt(-2.46%)の3,965.81 で週を終えました。約3ヶ月ぶりの安値水準です。
- 月(10/19): 前週末の米国でハイテク株が売られたことや原油価格の上昇を受けて半導体関連が売られ、日経平均は一時1,400円超安まで下げる場面がありました。ただし後場にかけて下げ渋り、値下がり銘柄は6割弱にとどまりました。
- 火(10/20): AI関連の先行きへの懸念と原油先物の高騰が重しとなり、ほぼ全面安の展開になりました。値下がり銘柄は7割を超え、銀行株も大きく売られましたが、はっきりした理由は特定できていません。
- 水(10/21): 米国の大手企業の好決算をきっかけにAI・半導体関連が買い戻され、3日ぶりに反発しました。前日に売られていた業種がそのまま買われる、値動きの巻き戻しのような1日でした。
- 木(10/22): 米国の半導体製造装置メーカーの決算見通しが市場予想並みにとどまったことから、値がさの半導体株が大きく売られ、指数を押し下げました。ただし値下がり銘柄は5割強にとどまり、指数ほど全面安ではありませんでした。
- 金(10/23): 米国の大手企業の設備投資目標の引き下げをきっかけに「AI投資は収益に結びつくか」という懸念が広がり、前夜の米国株が大きく下落しました。国内でも値下がり銘柄が6割を超え、特に銀行株が1週間のうちに3回も値下がり上位(下位)に顔を出す弱さを見せました。
私のポートフォリオ
| 銘柄(証券コード) | 損益率 | 前週比 |
|---|---|---|
| イオレ(2334) | +3.38% | -15.55pt |
| 日清紡HD(3105) | +103.73% | -23.95pt |
| 三菱重工業(7011) | -3.96% | -4.84pt |
| ひろぎんHD(7337) | +41.72% | -11.15pt |
| 中央自動車工業(8117) | -5.77% | -2.77pt |
| 三菱UFJ FG(8306) | +8.35% | -5.92pt |
| NTT(9432) | +14.92% | +0.19pt |
| 扶桑化学工業(4368) | -14.63% | -10.15pt |
| カーブスHD(7085) | +7.76% | ±0.00pt |
| アズワン(7476) | +2.71% | -0.18pt |
今週のポートフォリオ全体:合計損益率 +12.83%(前週比 -2.22pt)
※保有株数・取得単価・評価額(円)は非公開
保有銘柄の値動き(直近4ヶ月・日足)
イオレ(2334)|損益率 +3.38%/前週比 -15.55pt

週の中盤に事業拡大を伝える開示が2件続きましたが、いずれも株価は下落で迎えました。あらかじめ決めている撤退の水準にかなり接近しています。
日清紡HD(3105)|損益率 +103.73%/前週比 -23.95pt

半導体関連株への懸念が強まった木曜を中心に大きく下落し、週を通じて含み益を縮小しました。含み益の水準自体はまだ大きいままです。
三菱重工業(7011)|損益率 -3.96%/前週比 -4.84pt

週後半にかけて下落が続き、あらかじめ決めている損切りの水準までの余裕が小さくなりました。
ひろぎんHD(7337)|損益率 +41.72%/前週比 -11.15pt

銀行株全体が軟調だった週で、含み益を縮小しました。買い増しを計画していた指値注文は、実際には発注されていなかったことが週末に判明しています。
中央自動車工業(8117)|損益率 -5.77%/前週比 -2.77pt

週を通じてやや軟調に推移し、含み損がわずかに拡大しました。
三菱UFJ FG(8306)|損益率 +8.35%/前週比 -5.92pt

銀行株が売られる場面が多かった週で、含み益を縮小しました。週末には同銘柄の買い増しの注文を出しています。
NTT(9432)|損益率 +14.92%/前週比 +0.19pt

配当目的の保有で値動きは限定的、週を通じてはほぼ変わらずでした。
扶桑化学工業(4368)|損益率 -14.63%/前週比 -10.15pt

半導体関連株への懸念が強まる中で大きく下落し、木曜にはあらかじめ決めていた損切りの水準を終値で下回りました。いったん保有は続け、新たに複数の撤退条件を設定しています。来月初旬に予定している決算が判断材料になります。
カーブスHD(7085)|損益率 +7.76%/前週比 ±0.00pt

週の中では値動きがありましたが、週末時点の含み益の水準は前週とほぼ変わりませんでした。
アズワン(7476)|損益率 +2.71%/前週比 -0.18pt

値動きは比較的小さく、含み益の水準はほぼ変わりませんでした。
今週の売買記録
- 買い:三菱UFJ FG(8306)の買い増しを検討し、金曜夜に期限付きの指値注文を出しました(週末時点では未約定)。
- 売り:ミネベアミツミ(6479)を金曜の寄付で売却しました。半導体関連株の下落が続く中、あらかじめ決めていた損切りの水準を木曜の終値で下回ったため、ルールどおり速やかに手放す判断をしました。確定損益は-19.70%でした。
気になっている銘柄
- 日本マイクロニクス(6871): 独自のスクリーニングで見つけた銘柄です。半導体メモリーの検査に使う部品のメーカーで、直近の決算は売上・営業利益とも大きく伸びていますが、株価は直近2週間ほどで3割以上下落しています。業績そのものではなく、メモリー関連株がまとめて売られた影響かもしれません。次は、信用買い残の状況と、次の決算で今の成長ペースが続くかを確認したいと思っています。
- 山善(8051): 半導体・AI関連の設備需要を背景に、今期の業績予想を8月・10月と2回続けて上方修正している銘柄です。大規模な自社株買いが今月で終了したタイミングと決算発表の間に株価がどう動くかを観察材料にしています。次は、来月の決算での下期計画の見直しと、決算翌日の反応を確認したいと思っています。
- いよぎんホールディングス(5830): 銀行株全体が軟調だった今週、保有しているひろぎんHDと比べる物差しとして記録した銘柄です。債券の含み損が純資産に対して小さいとされており、金利上昇の恩恵を受けやすい銀行の条件を考える材料にしています。次は、来月上旬の中間決算で数字を照合したいと思っています。
今週の振り返り
今週は、あらかじめ決めていた管理ラインの運用が初めて実際に試された週でした。半導体関連の1銘柄は損切りの水準を終値で下回った時点でルールどおり即座に売却し、別の化学メーカーの1銘柄は条件を付けて保有を続ける判断をしました。どちらも仮説が正しかったかどうかとは別の話で、あらかじめ決めた手順をそのまま実行できたかという点では、意図したとおりに動けたと思っています。
一方で、銀行株2行の買い増しを計画していた指値注文のうち1件が、実際には発注されていなかったことが週末に判明しました。これは銘柄選びや相場観の話ではなく、注文執行の確認プロセスの不備です。ポジションを増やすつもりだった場面で機会を逃した形になっており、来週以降は発注の事実確認をより厳密に行う必要があると感じています。
半導体関連3銘柄で保有の4割前後を占める構成は今週も変わらず、週全体の下げ幅の多くをこの3銘柄が占めました。同じテーマへの配分の大きさが、個別銘柄の値動き以上に週間の損益を左右した形です。
来週の注目点
- 経済イベント:10/27(火)に信用残が公表される予定です。10/29〜30には日本銀行の金融政策決定会合が開かれ、最新の経済・物価の見通しが示される予定です。
- 注目銘柄・材料:扶桑化学工業とアズワンは10/30に決算を予定しており、特に扶桑化学工業は保有継続の条件のひとつになっています。半導体関連株の戻りが続くか、銀行株の軟調さが続くかも引き続き注目しています。
※本記事は投資の勧誘ではありません。

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