「金曜の引けで損切りする予定だった銘柄が、その日の引けには逆に+20%。」 そんな週でした。
今週のポートフォリオ(5/8終値ベース)
| 銘柄 | 損益率 | 今週の動き |
|---|---|---|
| 三菱重工業(7011) | +235.5% | 5/7 -1.29%独歩安・5/8 -0.38%。損切4,500円まで残り+10円の極限で死守 |
| IMV(7760) | +187.3% | 5/7 +2.86%・5/8横ばい。3,595円。4,000円目標圏接近 |
| 日清紡HD(3105) | +91.2% | 5/7 +5.15%(半導体連れ高)・5/8 -0.45%。2,103円。5/12本決算前夜 |
| TDK(6762) | +33.3% | 5/7 +4.34%・5/8 +0.95%続伸。含み益最高水準更新 |
| ひろぎんHD(7337) | +25.1% | 5/7 +4.04% → 5/8 -3.10%🚨逆行安。5/11寄付で売却決定 |
| イオレ(2334) | +12.0% | 5/7 +6.57%大幅高・5/8 -0.37%小幅安 |
| ★ACSL(6232) | +9.3% 🚀 | 5/8 +20.60%急騰! -9.4%含み損 → +9.3%含み益に逆転 |
| NTT(9432) | -1.2% | 5/8大引け後に本決算発表。永久保有銘柄 |
今週末のポートフォリオ全体:評価額 3,399,990円 / 含み損益 +1,317,384円(+63.3%・最高更新)
先週末(5/1売買後)の3,238,350円・+55.5%から +161,640円・+7.8pt の改善。 ACSL急騰が主貢献。三菱重工は薄氷を踏みながら持ちこたえました。
今週の売買記録
今週は新規の売買なし(5/4〜5/6 GW休場・5/7・5/8で約定なし)
ただし、5/8引け後に来週月曜の執行を3件決定しました:
🟢 三菱重工業(7011):4,500円自動撤退ラインを解除
5/7の決定では「4,500円割れたら100株全数即時売却」というシンプルな閾値ルールを採用していました。が、5/8の終値が4,510円(残り+10円のみ)まで来たことを受け、5/12本決算(FY27防衛受注ガイダンス)まで完全ホールド に方針転換。
価格による自動撤退で「決算カタリスト」の機会を逃すリスクを回避する判断です。4,300円・4,200円台への下落も覚悟。
🔴 ひろぎんHD(7337):5/11寄付成行で200株全数売却
5/8の-3.10%逆行安で損切ライン1,750円まで余裕+107円に縮小。5/13本決算で配当上方修正は織り込み済の可能性が高く、サプライズ余地が薄い と判断。1,857.5円ベースで確定益約+74,640円(+25.1%)見込み。
🟢 ベイカレント(6532):5/11寄付成行で100株新規購入
12期連続最高益・PEG0.65倍の割安バリュエーション・自社株買い300億円・AIコンサル逆転需要——機関投資家が好みそうな条件が揃った銘柄です。5/14本決算がカタリスト。ひろぎん売却資金+現金から約53万円を投下予定。
今週の振り返り
正直に書くと、5/7の引け時点では 「来週の損切り祭りを覚悟」していました。三菱重工が損切ライン4,500円まで残り+27円、ACSLは含み損-9.4%で 5/14 Q1決算前のリスク回避目的で売却決定済み。相場全体が日経+5.58%の歴史的大幅高なのに、自分のポートだけ暗雲漂う気分 でした。
ところが5/8、ACSL(6232)が**+20.60%急騰**。引け値2,927円で、売却予定だったポジションが 「売却したら-50,400円損切り」から「売却したら+49,600円利確」に逆転 していました。
この急騰の起点はテラドローン連れ高、かもしれない
株探は同日「ACSLが急騰、ドローン国産化支援報道で物色の矛先向かう」と報じています。ただ、株探のこの型の見出しは株価が動いた後の後追い記事であることが多く、起点ではないと考えています。
実際の起点は テラドローン(278A)の連続急騰 だったのではないか、と見ています。
| 日付 | テラドローン(278A) | ACSL(6232) |
|---|---|---|
| 4/24 | 7,840円 | 2,538円 |
| 4/30 | 9,270円(+19% 🚀) | 2,359円 |
| 5/1 | 10,770円(+16% 🚀) | 2,502円 |
| 5/7 | 12,850円(+19% 🚀) | 2,427円(出遅れ続落) |
| 5/8 | 13,400円(場中高値14,530円) | 2,927円(+20.6%) 🚀 |
テラドローンは4/30の 「ウクライナ防衛技術企業WinnyLab LLCとの資本業務提携」発表 から連続急騰し、4/24→5/8で+71% という爆騰になりました。一方でACSLは同じ国産防衛ドローンテーマでありながらずっと出遅れていて、5/8でやっと『テラドローン連れ高・出遅れキャッチアップ』の物色が回ってきた——そう考えるのが自然な気がしています。
株探の「物色の矛先向かう」というタイトル自体が、テラドローンに集中していた資金がACSLにも向かってきた ことを示唆しているのかもしれません。
「テラドローン代替」仮説は当たっていたかもしれない
ここで補足しておきたいのは、ACSLを5/1に買った本意は 「テラドローンの防衛関連着手を知って、エントリーしそびれたその代替として」 だったということ。
もし5/8の急騰がテラドローン連れ高だとすれば、「テラドローン代替」という購入時の仮説は当たっていた、と考えていいのかもしれません。ただしタイミングが致命的に悪く、5/1〜5/7のテラドローン爆騰中もACSLだけ出遅れ続落していて、含み損-9.4%まで沈んでいました。
学びと反省
①「閾値ルール」の有用性と限界
三菱重工の4,500円自動撤退ラインは、5/7時点で「シンプルさで判断ブレを防ぐ」ベストな選択だと思っていました。でも、5/12本決算という最大カタリストが目の前に迫っている状況で「価格×時間軸」を分けて考えていなかったのが反省点。
「損切ラインは決算前後で柔軟に変える」 ——これが今週学んだことです。
② 投資仮説は合っていたかもしれない。でも「買い方」は反省
ACSLの投資仮説(防衛関連着手・テラドローン代替)は、テラドローン連れ高で評価された 可能性が高そう で、銘柄選びそのものは間違いではなかったと考えています。
ただし反省点はあります。5/1にACSLを200株一気に買って即含み損-6.6%スタート したこと。先週の振り返りで「100株打診で十分だった」と書いた一件です。
- テラドローンに乗り遅れた焦りで一気買い → 短期の含み損で売らされるリスクを自分から作った
- 皮肉なのは、5/1ではなく 5/7の引けまで様子見していれば2,427円で買えて、翌日+500円(+20%)の利益 だったかもしれない、という構図
- 5/14 Q1決算前のリスク回避で売却決定したのも、初動でもう少し慎重に分割買いしていれば、決算前売却を急がなくて済んだ 可能性がある
「仮説は合っていた」と「ポジションサイジングは合っていた」は別問題。ここが今週の最大の学びです。
③ 機関投資家視点でひろぎんHDを売る
ひろぎんHDは含み益+25%まで育った優等生でした。普通は「ホールド継続」と言いたい場面。
でも、5/13本決算で配当上方修正が既に株価に織り込まれていると考えると、決算発表=サプライズ材料切れの売り出るリスクが高い。「上昇局面だからこそ売る」 ——機関投資家視点の冷徹さを実践してみます。
来週(5/11〜5/16)の注目点
経済イベント・決算
- 5/11(月): SQ算出。寄付気配が三菱重工の最大の関門
- 5/12(月夕方): 三菱重工・日清紡HD 同時本決算 ⚠️
- 三菱重工:FY27防衛受注ガイダンス(最重要)
- 日清紡HD:FY27経常-27%減益予想の確定有無
- 5/13(火): ひろぎんHD本決算(売却済予定)
- 5/14(水)大引け後: ACSL Q1・QDレーザ本決算・ベイカレント決算・大伸化学本決算
- 5/15(木): バークシャー13F提出(バフェット商社銘柄の動向)
マクロ・地政学
- WTI原油 $94.80・Brent $100.08 で1ヶ月-8〜-11%下落基調。OPEC+ 6月+188,000 bpd増産・UAE離脱で結束揺らぎ
- 機関見通しはWTI $57〜95レンジ(みずほ平均$57・JPM Brent平均$60・野村75〜95)
- ホルムズ海峡は1,600隻のタンカー滞留継続。「停戦延命」と「物流正常化」は別の時間軸
- イラン回答待ち+トランプ再エスカレーション警告でシナリオB(WTI $110〜140)の火種は残存
注目銘柄・材料
- ベイカレント(6532)5,275円:5/11寄付で100株購入予定。5/14本決算が試金石
- 三菱商事(8058)5,249円:押し目候補5,000〜5,100円まで残り+149〜249円。13F提出待ち
- 住友商事(8053)7,180円:押し目候補6,000〜6,500円まで-9〜16%乖離。飛び乗り禁止ルール厳守
- SBI HD(8473)3,031円:エントリー圏2,950〜3,100円継続。ステーブルコインA評価
- QDレーザ(6613)1,853円:5/14本決算待ち。NVIDIA CPO 2026年商業化テーマ加熱中
心構え
- 来週は決算ラッシュ。前日までに「シナリオ別の対応」を整理 しておく
- 三菱商事・住友商事の押し目接近に飛びつかない。13F提出と決算ラッシュ通過まで動かない
- ACSLは「急騰で予定変更」した。5/14決算後の値動きで再判断。決算前に大きく上振れたら部分利確検討
まとめ
今週の3行サマリー
- ポートフォリオ +63.3%最高更新も、三菱重工は損切ライン+10円の薄氷
- 売却予定のACSLが+20%急騰し決断を覆す。仮説は合っていたかもしれないが、買い方が雑だった反省は残る
- 来週は5/12三菱重工・日清紡 → 5/14 ACSL/QDレーザの決算ラッシュ
今週の最大の学びは 「投資仮説の正しさ」と「ポジションサイジングの正しさ」は別問題 だと、改めて感じたことでしょうか。テーマ・銘柄選びが結果的に合っていたとしても、200株一気買いの焦りで短期に売らされそうになりました。次回からは打診買い→様子見→追加が基本ルール、と自分に言い聞かせています。
来週は決算で答え合わせの週。三菱重工のFY27ガイダンスが、地政学プレミアム剥落(原油$95台)で市場の期待を超えるか、注視します。
📝 売買詳細はXで毎日更新しています → @harunosora_inv
※本記事は投資の勧誘ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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